ボロネーゼとミートソースの決定的な違いとは?発祥・肉・麺を徹底比較
ボロネーゼとミートソースの決定的な違いとは?発祥・肉・麺を徹底比較の背景について、最新情報を基に徹底解説します。
ボロネーゼの正式名称は「ラグー・アッラ・ボロネーゼ(Ragù alla bolognese)」。イタリア屈指の美食の街、エミリア=ロマーニャ州ボローニャ地方発祥の郷土料理です。ここでいう「ラグー」とは、イタリア語で「煮込み料理」全般を指す言葉であり、ボロネーゼはあくまで「パスタにかけるソース」ではなく「肉の煮込み料理」として生まれました。
伝統的なボロネーゼの調理工程では、玉ねぎ、セロリ、にんじんをじっくり炒めた香味野菜ベースである「ソフリット(soffritto)」に、しっかり焼き色をつけた牛ひき肉を加えます。そこに赤ワインを注ぎ、アルコールを飛ばしながら肉の旨味を凝縮させます。
重要なのは、トマトの立ち位置です。ボロネーゼにおいてトマト(ピューレやペースト)はあくまで肉の旨味を引き立てる補助的なつなぎに過ぎず、主役はどこまでも肉そのもの。濃厚な肉の重厚感をしっかりと受け止めるため、パスタには表面積が広くソースが絡みやすい平打ち麺「タリアテッレ(Tagliatelle)」を用いるのが本場イタリアの厳格なルールとなっています。