盧山初雄の現在と武道の軌跡|極真分裂の真相と大山倍達の教え
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盧山初雄の経歴を語る上で欠かせないのが、極真空手の創始者・大山倍達との出会いです。高校時代に極真会館総本部へ入門した盧山は、大山総裁から直接過酷な内弟子指導を受け、頭角を現しました。1973年の「第5回全日本空手道選手権大会」で圧倒的な強さを見せて優勝を果たし、1975年の「第1回オープントーナメント全世界空手道選手権大会」では準優勝を記録。その代名詞となったのが、対戦相手の大腿部を容赦なく破壊する強烈なローキック(下段回し蹴り)でした。
しかし、盧山の強さは単なるパワーに由来するものではありませんでした。大山総裁の薦めもあり、中国拳法(意拳)を源流とする「太気拳(太氣至誠拳法)」の創始者・澤井健一宗師に師事。立禅(りつぜん)や這いといった特異な稽古法を通じて、内面の気脈と全身の連動による「発力」を体得しました。自著『我が武道空手』や『日々是武道道』などの著書でも述懐されている通り、澤井から学んだ「脱力と集中の身体操作」を空手の組手に組み込んだことで、触れただけで相手を崩す独自の武術的打撃を完成させたのです。