勉強のやる気を引き出す脳科学|机に向かえない理由と最新学習法
勉強のやる気を引き出す脳科学|机に向かえない理由と最新学習法の総合ガイドを解説します。専門的な知識が満載です。
脳の仕組みが分かっても、「その最初の一歩が踏み出せない」という壁にぶつかる人は多いはずです。そこで絶大な威力を発揮するのが、アメリカの著述家メル・ロビンスが提唱した「5秒ルール」です。
やり方は極めてシンプルで、「勉強しよう」と頭に浮かんだら、「5、4、3、2、1、GO」と心の中でカウントダウンし、ゼロになる前に行動を起こすだけです。人間の大脳皮質(特に前頭葉)は、行動を思いついてから約5秒経過すると、「疲れている」「明日でもいい」「部屋の掃除をしてからにしよう」といった言い訳を次々と作り出します。脳がサボる言い訳を思いつく前に、強制的に身体を動かしてしまうのがこのメソッドの狙いです。
さらに、作業興奮をスムーズに呼び起こすためには「ハードルを限界まで下げる」工夫が欠かせません。「今日中に問題集を30ページ解く」と考えると脳は拒絶反応を起こしますが、「参考書を開くだけ」「ノートに日付を書くだけ」「英単語を1語だけ見る」といった極小のアクションであれば、脳は警戒せずにすんなり受け入れます。一度ペンを持って文字を書き始めれば、作業興奮によって自然と次の問題へと意識が向かっていきます。