公認会計士の難易度はなぜ別格?合格率10%の真相と社会人が突破する勉強時間
公認会計士の難易度はなぜ別格?合格率10%の真相と社会人が突破する勉強時間について専門的な視点から解説いたします。詳細な分析をチェックしてください。
公認会計士の受験生層において、学生と並んで注目されるのが社会人層の動向です。公式発表の属性別データをもとに、現場の実態を深掘りします。
社会人の合格率はなぜ極端に低いのか?
公認会計士 社会人 合格率は、出願者全体の中で実質数パーセント台に留まります。社会人の合格率がこれほど低い理由は、能力の差ではなく「可処分時間の絶対的不足」と「精神的摩耗」にあります。
大手監査法人勤務の現役会計士(30代・社会人出身)は当時の生活をこう振り返ります。
「平日は朝5時に起きて出社前に2時間、通勤電車で理論暗記、退勤後にカフェで2時間、休日は10時間勉強する生活を2年間続けました。友人との付き合いや娯楽は完全に遮断しました。途中で仕事のトラブルや残業が入るとペースが狂い、精神を保つのが本当に苦しかったです」
フルタイム勤務の社会人が合格を勝ち取るには、最低でも3〜4年の計画的なスパンと、強い自己規律、周囲の理解が不可欠です。
大学別合格者数の動向と学生合格の圧倒的優位
公認会計士 大学別 合格者数のランキングでは、半世紀近くトップを守り続ける慶應義塾大学をはじめ、早稲田大学、明治大学、中央大学、東京大学が上位の常連です。
近年では、大学在学中の2年次〜3年次に集中して予備校へ通い、在学中に論文式試験まで突破する「学部在学合格」の比率が高まっています。学生時代であれば可処分時間を1日8〜10時間確保できる上、大学内の受験サークルや予備校の自習室で切磋琢磨できる学習環境が整っているため、社会人に対して極めて有利に働きます。