画面の向こうの「無数の穴」に震える人々——Snsで急増する恐怖症と皮膚疾患の誤解、その精神医学的アプローチ

画面の向こうの「無数の穴」に震える人々——Snsで急増する恐怖症と皮膚疾患の誤解、その精神医学的アプローチを徹底追究! 読者が気になる 情報と解説を凝縮して配信します。

結論から言えば、医学界において「トライポフォビア皮膚病」という名の疾患は存在しない。皮膚科医らも、ネット上の画像は加工されたものであり、実際の皮膚疾患とは全く異なるものだと口を揃える。

もちろん、毛孔性苔癬(さめ肌)や、ある種のウイルス性イボ、水痘(水疱瘡)の回復期など、皮膚にブツブツが密集する実際の病気は存在する。しかし、これらは適切な治療で改善するものであり、ネットで拡散されているような「皮膚に深い穴が整然と並ぶ」といった怪奇現象のような症状とは無縁だ。恐怖症を煽る画像は、実在の病気に対する偏見や差別を助長する危険性すら孕んでいる。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest