歯が生える順番が違う?上の歯から出る原因と歯科受診の目安
歯が生える順番が違う?上の歯から出る原因と歯科受診の目安に関する質問を分かりやすくまとめました。詳細な解説をご覧ください。
ネット上のQ&Aサイトや掲示板では、「1歳になっても歯が生えないのはカルシウム不足」「くる病の初期症状では」といった根拠の薄い不安情報が散見されます。しかし、栄養状態が良好な日本において、日常の授乳や離乳食が摂れていれば単なる栄養不足で歯が生えないケースは極めて稀です。
保護者が知っておくべき歯が生えてこない 遅い 原因は、主に以下の3点に整理されます。
1つ目は、体質的な「萌出遅延(ほうしゅつちえん)」です。歩行の開始時期が9ヶ月の子もいれば1歳半の子もいるのと同様に、歯の成長エンジンがかかるタイミングが全体的に後ろへシフトしているケースです。2つ目は、生後数ヶ月〜1歳前後に硬い歯肉線維に覆われて歯が突き出せない「線維性歯肉」の状態です。この場合も、骨の中で歯胚が順調に育っていれば、ある日突然複数の歯が一気に顔を出します。
注意が必要な盲点として、生まれつき特定の歯の芽が存在しない先天性欠如 乳歯が挙げられます。日本小児歯科学会の疫学調査によれば、永久歯の先天性欠如は約10人に1人の割合で見られるのに対し、乳歯の先天欠如の発現頻度は約0.5%(200人に1人)程度と報告されています。乳歯が欠如している場合、後続の永久歯も欠如する確率が高まるため、1歳6ヶ月健診などで歯科医による触診やレントゲン診断を受ける意義があります。