そうか病の野菜や果物は食べられる?毒性の真相と原因・決定打の防除法
そうか病の野菜や果物は食べられる?毒性の真相と原因・決定打の防除法の重要なポイントについて、分かりやすい解説を詳しくお届けします。
Q1:そうか病にかかったじゃがいもを次の作付けの「種芋」として使えますか?
A1:絶対に再利用してはなりません。種芋の表面に付着した放線菌が土壌全体に拡散し、次作の感染率がほぼ100%に達します。種芋は必ず信頼できる種苗店から「植物防疫所検査合格証」の付いた無病健全な検査済み種芋を購入してください。
Q2:柑橘の葉や実にできた茶色いイボは、殺菌剤を散布すれば元通りに治りますか?
A2:治りません。農薬の役割は「まだ感染していない新しい組織への侵入を阻止すること」に限られます。すでに木質化・変性したイボ組織は不可逆的ですので、治療目的での後追い散布は資材の浪費となります。罹患した落ち葉や剪定枝は病原菌の越冬巣となるため、速やかに集めて園外で焼却・処分してください。
Q3:土壌酸度を下げるために「木酢液」を撒くのはそうか病対策として効果がありますか?
A3:持続的なpH低下効果はほとんど期待できません。木酢液に含まれる有機酸は土壌中の微生物によって極めて短期間で分解されるため、土壌全体のpHを5.0付近まで安定して押し下げる力はありません。確実な土壌酸度の降下には、土壌化学に基づいた粉末硫黄資材の施用や酸性肥料の選定が推奨されます。