大久保嘉人の妻・莉瑛さん襲った癌闘病と現在|丸坊主の絆と完治の真相
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2015年夏、当時川崎フロンターレのエースとして3年連続Jリーグ得点王へと突き進んでいた大久保嘉人氏の家庭を、予期せぬ試練が襲いました。妻・莉瑛さんの体調不良をきっかけに判明した大久保嘉人の妻の病気は、第4子の流産、そして「胞状奇胎(ほうじょうきたい)」という極めて稀な疾患でした。
日本産科婦人科学会の指針によると、胞状奇胎とは受精卵の異常によって胎盤をつくる絨毛細胞が異常増殖し、子宮内にブドウの房のような粒が充満してしまう病気です。国内での発生頻度は全妊娠の約500例に1例程度とされています。問題はその後でした。莉瑛さんの場合、細胞が子宮筋層深くに侵入・転移するリスクを孕む「侵入奇胎」、いわゆる絨毛性疾患へと悪性化していったのです。
これは婦人科系の悪性腫瘍(広義の癌)に準じた厳格な医療アプローチが不可欠となる状態であり、主治医からは子宮摘出ではなく、将来の妊娠の可能性を残すための絨毛性疾患に対する抗がん剤治療が提案されました。当時30代前半だった莉瑛さんにとって、幼い3人の子どもたちを残して入院し、副作用に耐えなければならない現実はあまりにも過酷な宣告でした。