ブリから出た寄生虫の正体とは?アニサキスとの見分け方と安全な食べ方
ブリから出た寄生虫の正体とは?アニサキスとの見分け方と安全な食べ方についての真相を徹底解説します。
ブリを捌いた際に見つかる代表的な寄生虫は、主にブリ糸状虫(フィロメトラ)、アニサキス、そしてディディモゾイドの3種類です。「ブリの寄生虫は食べても大丈夫なのか」という疑問に対する答えは、発見した虫の種類によって明確に分かれます。
身の断面から出てくる「赤いミミズのような虫」の正体は、その大半がブリ糸状虫です。体長は数センチから長いもので数十センチに達し、筋肉の間に潜り込んでいます。見た目のグロテスクさから強い恐怖心を抱きがちですが、ブリ糸状虫はヒトの体内に寄生することはできず、万が一口に入っても胃酸で消化されるため人体への影響はありません。
また、血合いや筋肉の中に黒や褐色の小さな塊、あるいは筋状の異物として見つかるのがディディモゾイドと呼ばれる吸虫の仲間です。こちらも見た目を損なうものの毒性はなく、誤食による健康被害の心配はありません。一方で、絶対に見逃してはならないのがアニサキスです。白く細長い糸状のアニサキスを誤って生食すると、胃壁や腸壁に刺入して激しい腹痛や嘔吐をもたらします。