進研模試の結果はいつ?Web返却の確認法と偏差値の落とし穴
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模試返却時に多くの受験生が陥る最大の罠が「進研模試で偏差値60を超えたから難関大も狙える」という過信です。大手予備校の現場指導員からも「高2まで進研模試で高偏差値を取り続け、高3で河合塾の全統模試や駿台模試を受けた途端、偏差値が10近く急落してパニックに陥る生徒が後を絶たない」という証言が頻繁に聞かれます。
なぜこのような偏差値の乖離が生まれるのでしょうか。その理由は「母集団の学力層と受験生規模の違い」にあります。
模試名主な受験者層・母集団規模問題難易度偏差値の出方・特徴進研模試
(ベネッセ総合学力テスト)全国約40〜45万人。
中堅〜上位校まで学校単位で全員参加。専門・就職希望者も含む。標準的(教科書の基礎〜応用)基礎層が広いため偏差値が高めに出る。
教科書レベルの定着度測定に最適。河合塾
全統記述・共通テスト模試約25〜30万人。
国公立・有名私大志望者が中心。浪人生が多数参戦。標準〜やや難(入試標準レベル)大学受験の標準偏差値(基準値)。
一般的な合格判定の指標となる。駿台全国模試約4〜6万人。
東大・京大・旧帝大・医学部志望の最上位層が密集。難〜極めて難(難関大本番レベル)トップ層ばかりのため偏差値が極めて低く出る。
難関大志望者内の相対位置を測定。
進研模試は全国の高校で一斉に受験されるため、普段あまり受験勉強をしていない層も分母に含まれます。その結果、基礎問題を確実に正解するだけで偏差値が大きく跳ね上がる仕組みです。三大模試における偏差値の相関換算は、およそ以下の数値を目安として捉えるのが現実的です。
進研模試 偏差値河合塾全統 偏差値換算駿台全国 偏差値換算主な目標大学レベル(一般入試)偏差値 75〜80偏差値 67.5〜70.0偏差値 60.0〜63.0東大・京大・国公立医学部・早慶上位偏差値 70偏差値 62.5〜65.0偏差値 54.0〜57.0難関国公立(旧帝大・筑波・横国など)・早慶・上理偏差値 65偏差値 57.5〜60.0偏差値 48.0〜51.0上位国公立(金岡千広など)・MARCH・関関同立偏差値 60偏差値 50.0〜52.5偏差値 42.0〜45.0中堅国公立・日東駒専・産近甲龍偏差値 50偏差値 40.0〜42.5偏差値 35.0未満基礎学力の定着(教科書レベルの総復習が急務)
「進研模試で偏差値60だからMARCHに行ける」と考えるのは危険です。河合塾基準に換算すると偏差値50〜52前後に相当するため、日東駒専や産近甲龍のボーダーライン上に位置しているのが実情です。現在の本当の立ち位置を把握するには、「進研模試の偏差値マイナス5〜8」が大学入試の標準値(河合塾換算)であると心得ておく必要があります。