Brtとは?普通のバスや電車との決定的な違いと導入の真相を徹底解説

Brtとは?普通のバスや電車との決定的な違いと導入の真相を徹底解説の背景について、最新情報を基に徹底解説します。

BRTとは英語の「Bus Rapid Transit」の頭文字を取った略称で、国土交通省の定義では「バス高速輸送システム」と訳されます。単に道路を走る路線バスのことではなく、鉄道と従来のバスの長所を掛け合わせ、定時運行性・速達性・輸送力を極限まで高めた統合交通パッケージを指します。

普通の路線バスは、一般道で自家用車と一緒に信号待ちをし、渋滞に巻き込まれるため、雨の日やラッシュ時にはどうしても遅延が発生します。これに対し、本格的なBRTは「廃線跡や新設の専用道路」を走行し、一般道を走る区間でも「PTPS(公共車両優先システム)」によって信号を青に変える仕組みなどを連動させています。そのため、踏切や一般車の割り込みに煩わされることなく、時刻表通りの極めて正確な運行を可能にしています。

次世代路面電車であるLRT(Light Rail Transit)や普通鉄道、一般路線バスとBRTの性能差は、インフラ整備費や輸送特性を並べて比較すると一目瞭然です。

交通システム種別初期整備費(概算目安/1km)1編成あたりの輸送力定時性・ルートの柔軟性BRT(バス高速輸送システム)約2億〜10億円(専用道転用の場合は抑制可能)70〜130人(連節バス導入時)専用道では鉄道並み/一般道乗り入れ可能で極めて高い一般路線バスほぼ0円(既存道路網を使用)約70人(単車バス)渋滞に左右され極めて低い/ルート変更は自由LRT(次世代型路面電車)約20億〜40億円(軌道・架線新設)150〜200人(3〜5連節)軌道上のみのため高い/レール外への展開は不可普通普通鉄道(単線電化・非電化)約40億〜100億円以上200〜600人以上(複数両編成)完全専用軌道で極めて高い/固定路線のみ

表の数値が示す通り、BRTの最大の強みは「鉄道に匹敵する定時性・機能性を、鉄道新設や復旧の数分の一から十分の一の費用で実現できる」点にあります。さらに、線路の上しか走れない鉄道やLRTと異なり、専用道を走り終えたバスがそのまま一般道路へ降りて病院や市街地の中心部、住宅街の細い道まで直通できる「モードインターチェンジ能力」は、他の交通モードにはない圧倒的な優位性です。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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