新御三家が残した伝説と軌跡|郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎の真実
新御三家が残した伝説と軌跡|郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎の真実にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。
日本の男性アイドル史において、1970年代初頭の登場から現在に至るまで特別な存在感を放ち続けているのが「新御三家」です。1971年に野口五郎が『博多みれん』でデビュー(同年『青いリンゴ』で大ブレイク)、1972年に西城秀樹が『恋する季節』、郷ひろみが『男の子女の子』で相次いでデビューを果たし、日本のポップカルチャーを塗り替える熱狂の渦を巻き起こしました。
彼らが登場する前、1960年代には「元祖御三家」と呼ばれる橋幸夫・舟木一夫・西郷輝彦の3人が一世を風靡していました。しかし、両者の間には音楽性・メディア展開において決定的な構造的差異が存在します。
元祖御三家が映画黄金期の「銀幕のスター」であり、股旅ものや青春歌謡を主体とした歌謡映画とのメディアミックスで成長したのに対し、新御三家はカラーテレビの完全普及と音楽番組の黄金期を背景に台頭しました。お茶の間のテレビ画面を通じて全国の少女たちへダイレクトに感情を届けるビジュアル表現、洋楽ロックやソウルミュージックを取り入れた最新サウンド、そしてファンクラブや親衛隊文化の組織化など、現代の推し活カルチャーに直結するエコシステムを完成させたのが新御三家だったのです。