米酢と穀物酢の違いとは?料理激変の真相と失敗しない使い分け術
米酢と穀物酢の違いとは?料理激変の真相と失敗しない使い分け術に関する知りたいポイントをわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
日本農林規格(JAS規格)の基準に基づくと、食酢は「醸造酢」と「合成酢」に大別され、家庭で親しまれている米酢も穀物酢もすべて醸造酢の枠組みに属します。最大の違いは原材料の構成比率にあります。
JAS規格において、穀物酢は「1種または2種以上の穀類を使用し、その使用総量が醸造酢1リットルにつき40g以上のもの」と定義されています。小麦、酒粕、コーン、米などを絶妙にブレンドし、安定した品質と大量生産を実現したものが一般的な穀物酢です。対して米酢は、「穀類として米のみ、または米と他の穀類を使用し、米の使用量が醸造酢1リットルにつき40g以上使用されているもの」と定められています。さらに原材料に米のみを使い、1リットルあたり120g以上の米を投じたものは「純米酢」と名乗ることが許されます。
大手調味料メーカーであるミツカンの製品ラインナップを例に見ても、ロングセラーの「穀物酢」は小麦や酒粕をバランスよくブレンドして雑味のないすっきり感を実現している一方、「純米酢」や「米酢」は米の持つ甘みとアミノ酸を極限まで引き出す設計が施されています。米という単一穀物を贅沢に使い、じっくりと時間をかけて糖化・アルコール発酵・酢酸発酵を進めるため、米酢と穀物酢の原材料の違いがそのまま原価や製造コスト、ひいては店頭での販売価格の差へと直結しているのです。