緑色のおりものは危険?原因と受診の目安・放置Ngの理由を解説

緑色のおりものは危険?原因と受診の目安・放置Ngの理由を解説とは一体何なのか? 背景や要点を整理してお届けします。

膣内は通常、デーデルライン桿菌と呼ばれる善玉の乳酸菌によって弱酸性に保たれ、病原菌の侵入や増殖を防ぐ自浄作用が働いています。しかし、免疫力の低下や性交渉による病原体の侵入によってこのバランスが崩れると、膣内で炎症が発生し、白血球(好中球)が病原体と戦った残骸などが混ざり合うことで分泌物が緑色や黄緑色へ変化します。

緑色のおりものを引き起こす代表的な原因として、以下の疾患が挙げられます。

1. トリコモナス膣炎
原虫である「膣トリコモナス」が膣内に寄生することで発症します。泡立った黄緑色のおりものと、鼻を突くような強い悪臭(魚炭のような生臭さ)、そして強い外陰部のかゆみが特徴です。性交渉だけでなく、公衆浴場やタオル、便座などを介して感染するケースも確認されています。

2. 淋菌感染症(淋病)
淋菌(Neisseria gonorrhoeae)の感染によって起こる性感染症です。女性の場合は自覚症状が乏しいケースもありますが、進行すると黄緑色の膿のような粘り気のあるおりものが増加し、排尿痛や不正出血を伴うことがあります。

3. クラミジア感染症
日本国内で最も感染者数が多い性感染症です。初期症状が出にくく見逃されやすいものの、子宮頸管炎を引き起こすと、おりものが黄緑色〜黄色っぽく変化し、量が増加することがあります。

4. 細菌性膣症
善玉菌が減少し、普段は少数しか存在しない雑菌(大腸菌や嫌気性菌など)が異常増殖した状態です。灰色がかった白〜薄い黄緑色のおりものとともに、アミン臭と呼ばれる特徴的な生臭い臭いが発生します。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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