野球は何回まで?プロ・高校野球のイニング数と延長タイブレーク解説
野球は何回まで?プロ・高校野球のイニング数と延長タイブレーク解説の真相について、専門知識を基に徹底解説します。
野球の試合を理解する上で欠かせないのが、「表(おもて)」と「裏(うら)」の概念です。1つの「回(イニング)」は、先攻チームが攻撃する「表」と、後攻チームが攻撃する「裏」の2つのフェーズで構成されています。守備側のチームが相手から「3つのアウト」を奪うと攻守が交代し、裏の攻撃が終わった時点でそのイニングが完了します。
勝敗の決着において最も特徴的なのは、9回裏終了時に後攻チームの得点が先攻チームを1点でも上回っていれば、9回裏の攻撃を最後まで行わずに試合終了となる点です。また、9回裏の同点またはビハインドの場面で後攻チームが勝ち越し点を挙げた瞬間に、試合は即座に決着し「サヨナラ勝ち」となります。
そもそもなぜ野球は「9回」なのかという点について、野球の歴史研究や公認野球規則のルーツを紐解くと、1845年にアレクサンダー・カートライトが制定した「ニッカーボッカー・ルール」に行き着きます。当初は「どちらかが21点を先取するまで」という点数制でしたが、試合が何時間も終わらない事態が頻発したため、1857年のルール改定会議において「9イニング制」が正式に可決・採用されました。この160年以上にわたる伝統的なフレームワークが、現代のベースボールの根幹を支えています。