妊活中のおりものシートはNg?噂の真相と着床・冷えリスクを徹底検証
妊活中のおりものシートはNg?噂の真相と着床・冷えリスクを徹底検証の詳細について、専門知識を詳しくお届けします。
妊活においてもっとも避けたいトラブルの一つが、生殖環境の土台となる「膣内フローラ(細菌叢)」のバランス崩壊です。近年の生殖医療研究では、子宮内や膣内に善玉菌であるラクトバチルス属菌が90%以上を占めている女性ほど、胚の着床率や妊娠継続率が高いことが明らかになっています。
一般的な使い捨ておりものシートの多くは、下着への経血・分泌液の染み出しを防ぐため、裏面にポリエチレンなどの不透湿性フィルムを採用しています。このフィルムが湿気を閉じ込め、皮膚常在菌のバランスを撹乱するのです。通気性が失われて雑菌(大腸菌群やガードネレラ菌など)が異常増殖すると、細菌性膣症を引き起こしやすくなります。膣内の慢性的な炎症は子宮頸管へ波及し、精子の遡上を阻害したり、子宮内環境を悪化させて着床不全を誘発するリスクへと直結します。
さらに「冷え」の問題も看過できません。高分子吸収ポリマー(吸水ビーズ)は、水分を抱え込むと冷感を帯びる性質があります。排泄された分泌液を吸ったシートを長時間密着させていれば、会陰部から骨盤底の血流を停滞させる一因になり得ます。子宮・卵巣周囲の血流低下は卵胞の発育や子宮内膜の肥厚にマイナスに働くため、「毎日常につけっぱなしにする習慣」には明確なデメリットが存在するのです。