トマトの葉が丸まる原因と復活法!上向き・下向きのサインと病気の見分け方
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生理現象や肥料過多であれば適切な処置で株を回復させることが可能ですが、ウイルス病である「トマト黄化葉巻病(TYLCV)」に罹患していた場合、話は根本から変わります。
黄化葉巻病は、微小な害虫である「タバココナジラミ」によって媒介される極めて厄介な病気です。初期症状として、生長点付近の新しい葉の縁が黄色く色抜けし、上向きにカップ状に激しく巻き込みます。節間が極端に詰まり、株全体が萎縮して箒(ほうき)のような外観となり、着花しても落花して実がつかなくなります。
残酷な現実として、植物のウイルス病に有効な治療薬(抗ウイルス農薬)は存在しません。黄化葉巻病と診断された株を放置すると、周囲で飛翔するコナジラミがウイルスを吸汁し、近隣の健全なトマトやナス科作物へ瞬く間に感染を広げてしまいます。黄色い萎縮を伴う葉巻きを確認した場合は、惜しまずに株元から抜き取り、ビニール袋に密閉して可燃ごみとして処分することが、他の株を守る唯一の防衛策です。
なお、新芽が縮れるものの黄化が見られない場合は、「アブラムシ」や肉眼では見えにくい「チャノホコリダニ」の吸汁加害が疑われます。葉裏をルーペ等で確認し、害虫を発見した場合は、食品成分由来のスプレー剤や専用の殺虫殺ダニ剤を用いて速やかに密度を下げてください。