古賀稔彦の伝説を解剖!バルセロナ五輪の奇跡と究極の背負い投げ
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彼の生涯において最もドラマチックであり、今なおスポーツ史上の奇跡と語り継がれるのがバルセロナオリンピック1992での金メダル獲得である。本番直前、現地での直前合宿中に悪夢が襲った。同部屋であり、弟のように目をかけていた吉田秀彦との乱取り中に、左膝の前十字靭帯を損傷するという絶望的な大怪我を負ってしまう。
歩くことすらままならない激痛の中、彼は出場を諦めなかった。激痛耐性をも限界まで超える激闘の連続。裏で彼を支え続けた吉田秀彦もまた、自らの階級で金メダルを獲得し、互いに鼓舞し合った。満身創痍の状態で畳に上がり、執念で掴み取った金メダルは、世界中の人々に勇気と感動を与えた瞬間であった。