『虎の威を借る狐』現代語訳と書き下し文総まとめ!テスト頻出句法も網羅
話題沸騰中の 『虎の威を借る狐』現代語訳と書き下し文総まとめ!テスト頻出句法も網羅について、多角的な視点をご紹介しています。
定期テストや大学入試の漢文問題において、『虎の威を借る狐』は基礎文法の宝庫です。特に出題頻度が高い4つの重要句法を整理しました。
1. 反語形:敢へて~ざらんや
【該当箇所】 百獣之見我而敢不走乎。
【書き下し】 百獣の我を見て敢へて走らざらんや。
【意味】 獣たちが私を見て、どうして逃げ出さないだろうか(いや、絶対に逃げ出す)。
【ポイント】 「敢不~乎」は強い反語の形式です。「敢へて~ざらんや」の送り仮名と、「走る=逃げる」の意味(現代の「走る(run)」ではなく古代中国語では「逃走する」の意)がセットで出題されます。
2. 使役形:~をして…(せ)しむ
【該当箇所】 天帝使我長百獣。
【書き下し】 天帝我をして百獣に長たらしむ。
【意味】 天帝が私を百獣の長に命じた。
【ポイント】 「使」を用いた使役構文。「誰に(我をして)」「何をさせるか(長たらしむ)」の語順と送り仮名の付け方を確実に押さえておく必要があります。
3. 禁止・強い否定:無敢~
【該当箇所】 子無敢食我也。
【書き下し】 子敢へて我を食らふこと無かれ。
【意味】 あなたは決して私を食べてはならない。
【ポイント】 「無敢~」で「決して~してはならない」という強い禁止を表します。「子(し)」は二人称「あなた」を指す代名詞です。
4. 判断・思い込みの表現:以て~と為す
【該当箇所】 虎以為然。/以為畏狐也。
【書き下し】 虎以て然りと為す。/以て狐を畏るると為す。
【意味】 虎はその通りだと思った。/狐を恐れているのだと思い込んだ。
【ポイント】 「以A為B(Aを以てBと為す)」は「AをBだと思う、みなす」の形。「為」の読み(なす)と意味の取り違えに注意が必要です。