数の子白だし味付けの黄金比!失敗しない塩抜きと料亭級レシピ

数の子白だし味付けの黄金比!失敗しない塩抜きと料亭級レシピにまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

ネット上の情報では「数の子は鮮度が悪いと苦くなる」「生臭いのは添加物のせい」といった言説が散見されますが、これは科学的に正確ではありません。市販されている塩数の子の多くは厳格な規格のもとで急速凍結・塩蔵処理されており、製造工程そのものに苦味の主因があるケースは稀です。

数の子が苦い・生臭い理由の正体は、調理時の「浸透圧エラー」と「未揮発のアルコール」にあります。

第一に、前述した通り真水で急激に塩を抜いた場合、細胞内の浸透圧バランスが崩壊し、魚卵に含まれるマグネシウムやカルシウムなどの無機塩類(にがり成分)の比率が相対的に高まります。これが舌の味覚受容体を刺激し、強烈な「エグみ」「苦味」として感知されるのです。

第二に、生臭さの主成分である「トリメチルアミン」は、魚卵表面の酸化した薄皮や残留した血液周辺に強く滞留します。下処理で薄皮を中途半端に残したり、塩抜き後の水洗いを怠ったりすると、いくら高価な白だしに漬けても生臭さがマスキングされません。また、漬け汁の酒やみりんを沸騰させずに「レンチンで軽く温めただけ」で済ませた場合、残存したエタノールが魚臭さを強調してしまう現象も確認されています。完璧な下処理と入念な加熱こそが、雑味を断ち切る絶対条件です。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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