陶器と磁器の違いをプロが解明!見分け方とレンジ・食洗機の真実

今注目を集めている 陶器と磁器の違いをプロが解明!見分け方とレンジ・食洗機の真実について、主要な情報を整理して公開しています。

日々の暮らしで最も実害が出やすい論点が、電子レンジ対応の可否と食洗機で使えるかという実用性の問題です。結論から整理すると、「磁器は原則OK、陶器は基本的に避けるべき」という明確な基準が存在します。

磁器は内部が緻密なガラス質であるため、電子レンジのマイクロ波を当てても器自体が直接発熱することはほとんどありません。料理の水分だけが加熱されるため、日常的な温め直しに最も適しています。一方、陶器は素地に吸水性があるため、洗浄時やすすぎの際に内部へ水分を抱え込みがちです。その状態でマイクロ波を受けると、陶器内部の閉じ込められた水分が急激に沸騰・膨張し、熱衝撃で器が割れたり釉薬(ゆうやく)が弾け飛ぶ原因になります。

食洗機の使用に関しても構造的なリスクが存在します。食洗機内では高圧水流が食器同士を激しく振動させるため、硬質だが素地が柔らかい陶器は、隣り合う器とぶつかり合って縁が欠けてしまいがちです。さらに、アルカリ性の強い食洗機専用洗剤が陶器の多孔質な気孔に染み込み、すすぎきれずに残留してしまう衛生上の懸念も拭えません。大切な作家ものの器やヴィンテージ食器は、必ず柔らかいスポンジによる手洗いを徹底するのが鉄則です。

ただし、磁器であっても例外があります。絵付けに金箔や銀彩が施されている器は、金属粒子がマイクロ波に反応して火花を散らし、黒く焦げ付くだけでなくレンジ本体の故障を招きます。「金彩・銀彩がある器は、磁器であってもレンジ・食洗機厳禁」という原則は必ず覚えておいてください。

長持ちの秘訣!陶器の目止めのやり方とうつわの正しい手入れ方法

お気に入りの陶器を長く美しく使い続けるために欠かせない儀式が、使い始めに行う陶器の目止めのやり方です。目止めとは、陶器の表面にある微細な気泡や「貫入(かんにゅう)」と呼ばれる釉薬の微細なヒビ割れにデンプン質を行き渡らせ、あらかじめコーティングを施す作業を指します。

手順はいたってシンプルです。鍋の底に薄手の布巾を敷き、器が浸かる量の米のとぎ汁(ない場合は水に小麦粉または片栗粉を大さじ1〜2杯溶かしたもの)を注ぎます。器を入れて弱火にかけ、沸騰したらごく弱火で約15〜20分間煮沸します。火を止めた後は無理に取り出さず、鍋に入れたまま自然に冷めるまで放置してください。デンプン粒子が冷え固まりながら素地の気泡にしっかりと定着します。

冷めたら水洗いし、風通しの良い日陰で丸1日以上かけて完全に乾燥させます。乾燥が不十分なまま食器棚にしまい込むと、奥深くに残った水分から青カビが発生し、二度と取れない異臭の原因となります。このひと手間を惜しまないことこそが、うつわの正しい手入れ方法の要です。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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