バッテリー液補充で水道水は絶対Ng!入れすぎの危険と正しい手順を解説
バッテリー液補充で水道水は絶対Ng!入れすぎの危険と正しい手順を解説に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。
Q1:液面がLOWERを下回ったまま走行を続けるとどうなりますか?
A1:極板が露出して空気中の酸素と反応し、急速にサルフェーション化が進んで蓄電能力が失われます。さらに極めて危険なのは、露出した極板同士が振動等で接触・火花(スパーク)を散らした際、内部に滞留した水素ガスに引火してバッテリー容器自体が粉々に大爆発する事故を引き起こす点です。LOWERを下回った状態での走行は厳禁です。
Q2:もし作業中にバッテリー液が手や衣服に付着したらどうすればいいですか?
A2:希硫酸であるため、放置すると皮膚の化学熱傷や衣服の溶解を引き起こします。皮膚に付着した場合は、直ちに大量の水道水(流水)で最低15分以上洗い流してください。万が一目に入った場合は、擦らずに流水で徹底的に洗浄し、一刻も早く眼科医の救急診察を受けてください。衣服に付いた場合は脱ぎ捨て、中和剤(重曹水など)で洗うか廃棄してください。
Q3:100円ショップで売っている精製水を使っても問題ありませんか?
A3:成分表示が「純水(イオン交換水)」または「蒸留水」であり、添加物(香料、防腐剤、ミネラルなど)が一切入っていないものであれば化学的には代用可能です。ただし、化粧用精製水の中には微量の保湿成分や防腐剤が含まれているものがあるため注意が必要です。ホームセンターやカー用品店で販売されている自動車用バッテリー専用補充液(100〜300円程度)を選ぶ方が、ノズル形状も含めて安全かつ確実です。
Q4:バッテリー補充液を規定量まで入れたのに、エンジンのかかりが改善しません。なぜですか?
A4:バッテリー液の補充は「失われた水分の補充」に過ぎず、すでに極板に進行した物理的劣化(サルフェーションの固着や極板の脱落)を根本的に蘇生させるものではありません。液面を戻してもセルモーターの回転が鈍い、ヘッドライトが暗いといった症状が続く場合は、バッテリーの寿命(SOH低下)です。速やかに新品バッテリーへの交換を行ってください。