クリムゾンとは何か?語源・文化・使われる理由を徹底解説

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「クリムゾン」という言葉は、色彩の枠を飛び越え、音楽、映画、漫画、ゲームの世界において「圧倒的な力」や「狂気」「妖艶さ」を象徴するキラーワードとして君臨しています。

1. プログレッシブ・ロックの帝王「キング・クリムゾン」とその元ネタ

1969年にギタリストのロバート・フリップを中心に結成された伝説的バンド「キング・クリムゾン(King Crimson)」。名盤『クリムゾン・キングの宮殿(In the Court of the Crimson King)』は、ロック史を根底から塗り替えました。

このバンド名の元ネタは、キリスト教における悪魔の首領「ベルゼブブ(Beelzebub)」の別称とされています。ベルゼブブはアラビア語の「バアル・ゼブル(気高い館の主)」がヘブライ語で歪められたものですが、中世ヨーロッパでは「深紅の王(Crimson King)」が悪魔の代名詞として恐れられていました。漫画『ジョジョの奇妙な冒険 第5部』のボスキャラクターのスタンド名「キング・クリムゾン」も、このバンドへのリスペクトから命名されたことは有名です。

2. 映画『クリムゾン・ピーク』が描いた血と愛執のゴシックホラー

アカデミー賞監督ギレルモ・デル・トロが手掛けた2015年のダーク・ファンタジー映画『クリムゾン・ピーク(Crimson Peak)』。冬になると赤い粘土が雪を深紅に染め上げる屋敷「ア勒代爾(アラデール)荘」を舞台に、愛と狂気が交錯するミステリーです。劇中においてクリムゾンは、大地から湧き出る「呪われた血」と「逃れられない宿命」のメタファーとして強烈な美意識とともに描かれています。

3. 同人・商業漫画界の鬼才「クリムゾン」と「クリムゾンVIP」

日本の漫画・同人カルチャーにおいて「クリムゾン」といえば、卓越した画力と独特の作劇で熱狂的支持を集める漫画家・クリムゾン氏を指します。成年コミックから商業青年誌まで幅広く手掛け、自身のサークル「クリムゾン(VIP)」で発表される作品群は、緻密な心理描写と背徳的な展開で確固たるジャンルを築き上げました。ネットコミュニティでは「クリムゾン VIP」が一種のブランドワードとして認知されています。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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