虎の威を借る狐の書き下し文と現代語訳!虎を騙せた理由とテスト頻出句法
虎の威を借る狐の書き下し文と現代語訳!虎を騙せた理由とテスト頻出句法を詳しくリサーチ! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。
まずは物語の全体像を把握するため、白文、書き下し文、現代語訳を段落ごとに対照させて確認していきます。文構造を意識しながら音読することが、漢文学習における最大の近道です。
第1段落:虎、狐を捕らえる
【白文】
虎求百獣而食之、得狐。
【書き下し文】
虎 百獣を求めて之を食らひ、狐を得たり。
【現代語訳】
虎が多くの獣を探し求めては食べていたが、(ある日)一匹の狐を捕まえた。
第2段落:狐の大胆な嘘と提案
【白文】
狐曰、「子無敢食我也。天帝使我長百獣。今子食我、是逆天帝命也。子以我為不信、吾為子先行。子随我後観。百獣之見我、而敢不走乎。」
【書き下し文】
狐曰はく、「子 敢へて我を食らふ無かれ。天帝 我をして百獣に長たらしむ。今 子 我を食らはば、是れ天帝の命に逆らふなり。子 我を以て信ならずと為さば、吾 子の為に先行せん。子 我が後に随ひて観よ。百獣の我を見て、敢へて走らざらんや」と。
【現代語訳】
狐が言った、「あなたは決して私を食べてはなりません。天帝が私を百獣の長(リーダー)に任命したのです。今あなたが私を食べれば、天帝の命令に背くことになります。もしあなたが私の言うことを嘘だと思うなら、私があなたの前を歩きましょう。あなたは私の後ろについて見ていなさい。獣たちが私を見て、どうして逃げ出さないことがありましょうか(いや、必ず逃げ出します)」と。
第3段落:証明と虎の誤認
【白文】
虎以爲然。故遂與之行。獣見之皆走。虎不知獣畏己而走也、以爲畏狐也。
【書き下し文】
虎 以て然りと為す。故に遂に之と行く。獣 之を見て皆走る。虎 獣の己を畏れて走るを知らざるなり、以て狐を畏るると為す。
【現代語訳】
虎はその通りだと思った。そこでとうとう狐と一緒に出かけた。獣たちはこれ(虎を引き連れた狐)を見てみな逃げ去った。虎は獣たちが自分を恐れて逃げたのだとは気づかず、狐を恐れているのだと思い込んだのである。