鼻くそはなぜできる?毎日の正体と溜まる原因・正しいケア法を徹底解説
鼻くそはなぜできる?毎日の正体と溜まる原因・正しいケア法を徹底解説に関する主要な事実を詳しくまとめました。詳細な解説をご覧ください。
ネット上のコミュニティや相談掲示板では「鼻の奥が気になって指でほじるのをやめられない」「固まりを剥がすと快感があるが、いつも血が出る」といった声が散見されます。しかし、鼻くそほじるとどうなるのかという臨床的リスクは、一般に想像されている以上に深刻です。
鼻中隔(鼻の左右を仕切る壁)の前方下部には、毛細血管が網目状に集中するキーゼルバッハ部位が存在します。ここは粘膜が非常に薄く、爪先が軽く触れただけでも容易に傷ついて出血します。乾燥して粘膜に固着した鼻くそを無理やり引き剥がすと、上皮組織が一緒に剥落し、慢性的な潰瘍や出血の温床を作り出します。
さらに危険なのは、指先や爪の間に潜む黄色ブドウ球菌などの病原菌による二次感染です。傷ついた毛包から細菌が侵入すると「鼻前庭炎(びぜんていえん)」や「せつ(おでき)」を発症し、鼻先が赤く大きく腫れ上がって激痛を伴います。最悪の場合、鼻腔周囲の静脈洞を経由して頭蓋内に炎症が波及する「海綿静脈洞血栓症」のリスクすら指摘されています。