高齢者の肺炎はなぜ急変する?熱が出ない重症化の理由と前兆サイン

高齢者の肺炎はなぜ急変する?熱が出ない重症化の理由と前兆サインの背景について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

もし自宅や施設で高齢者の呼吸が急に荒くなり、呼びかけに応じないなどの急変が起きた場合、現場に居合わせた家族の初動が生死を分かちます。慌てずに以下のステップを実行してください。

まず行うべきは気道の確保と体位の調整です。仰向け(背臥位)のまま寝かせていると、舌根沈下や嘔吐物による窒息、さらなる誤嚥を招く危険があります。身体を横向きにする「回復体位(側臥位)」を取らせるか、ベッドの背もたれを30度から45度ほど起こして上半身を高く保ち、呼吸筋の負担を減らしてください。

次に、迷わず119番通報を行います。「意識が朦朧としている」「顔色や唇が紫色(チアノーゼ)になっている」「SpO2が90%を切っている」状態は一刻を争う救急案件です。通報時には「高齢者が肺炎の疑いで急変し、呼吸困難と意識障害を起こしている」と端的に伝えます。

救急隊の到着を待つ間に、日頃の内服薬(お薬手帳)、基礎疾患の履歴、かかりつけ医の連絡先、DNAR(心肺蘇生を行わない希望の有無)などの事前意思表示書類をひとまとめに準備してください。救急搬送先での迅速な処置方針の決定に直結します。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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