「抹茶の原料は虫」は本当?蚕の糞や着色料デマの真相と安全性を検証
「抹茶の原料は虫」は本当?蚕の糞や着色料デマの真相と安全性を検証について知っておくべき 事実を分かりやすく解説いたします。
Q1:抹茶アイスや抹茶ラテを食べたり飲んだりすると、虫を体内に摂取することになりますか?
A1:いいえ、虫を摂取することにはなりません。本物の抹茶は100%茶葉から作られており、仮に着色料が使用されている安価な商品であっても、使用されるのは植物等から化学的に抽出・精製された安全な色素であり、昆虫そのものが混入しているわけではありません。
Q2:なぜ「蚕の糞(蚕砂)」が抹茶の話と結びついてしまったのですか?
A2:蚕の糞は桑の葉由来の良質なクロロフィル(葉緑素)を多く含み、過去に緑色着色料「銅葉緑素」の原料として活用されていた歴史的事実があります。この事実がネット上で歪められ、「緑色の抹茶の原料は蚕の糞である」という誤ったデマに変化して広まってしまったためです。
Q3:茶畑で収穫する際に、茶葉に虫が混ざるリスクはないのですか?
A3:茶葉の収穫時や製茶工程において、強力な風力選別機、色彩選別機、磁力選別機、目視検査など重層的な異物除去ラインが敷かれています。さらに最終工程ではマイクロメッシュによる篩(ふるい)がけや石臼挽きが行われるため、製品に虫が原型のまま混入するリスクは極限まで排除されています。
Q4:コチニール色素のように、抹茶にも昆虫由来の赤い色素が使われることはありますか?
A4:ありません。コチニール色素は赤色〜ピンク色を着色するための色素(カルミン酸)ですので、緑色を基調とする抹茶製品に使われる理由はありません。ネット上で「虫由来色素」というキーワードだけが一人歩きし、混同されたものです。