香港とイギリスの因縁!返還の真相とBno移住のリアルを徹底検証

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香港情勢が決定的な破局を迎えたのは、2019年の逃亡犯条例改正案に端を発する大規模デモでした。週末ごとに数百万人規模の市民が街頭に繰り出し、警察との激しい衝突が長期化する中、中国全人代常務委員会は2020年6月30日、香港国家安全維持法(国安法)を電撃的に可決・施行しました。さらに2024年3月には、スパイ活動や国家機密漏洩、外部勢力による干渉を重罰化する基本法23条に基づく国家安全条例が全会一致で可決され、統制の網はさらに強固なものとなりました。

この一連の法整備に対し、イギリス政府は即座に「中国による中英共同声明の明白かつ重大な違反である」と強く非難しました。国際条約として国連に登録されている共同声明において、中国は香港の高度な自治と表現・集会の自由を2047年まで保障すると公約していたためです。

これに対し、中国外交部は「中英共同声明は歴史的文書であり、もはや現実的な拘束力を持たない。香港事務は純粋な中国の内政であり、いかなる外国の干渉も受け入れない」と一蹴しました。民主派の重鎮やメディア創業者(『リンゴ日報』創業者の黎智英氏など)の相次ぐ逮捕・収監、民主派政党の解散、愛国者のみが出馬を許される選挙制度改変が進んだことで、欧米諸国が期待した「一国二制度による自治」は実質的な終わりを迎えたと評価されています。

かつてキャメロン英政権時代(2015年前後)に謳われた中英の「黄金時代(Golden Era)」は完全に崩壊し、2026年現在の両国関係は、安全保障上の警戒と経済的デリスキング(リスク低減)が交錯する冷え切った対立状態にあります。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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