なぜ夜中に歩き出す?夢遊病の危険な原因と絶対に起こしてはいけない真相
なぜ夜中に歩き出す?夢遊病の危険な原因と絶対に起こしてはいけない真相について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をお届けします。
統計上、夢遊病の症状は小児期に最も多く見られます。全小児の約10〜30%が少なくとも一度は経験し、頻繁に歩き回る子どもも2〜3%存在すると報告されています。ピークを迎えるのは4歳から8歳頃です。
子どもによく見られる症状としては、以下のような行動が挙げられます。
- 寝床から静かに起き上がり、目的もなく部屋や廊下を歩き回る
- 目を開けているが焦点が合っておらず、問いかけても意味のある返事をしない
- ドアを開けたり、服を着替えようとしたりする日常的な動作を無表情で行う
- 夜尿(トイレ以外の場所で排泄しようとするケースを含む)や寝言を伴う
子どもに発症が多い最大の夢遊病の原因は、中枢神経系(脳)の発達が未成熟である点にあります。深い睡眠から浅い睡眠へスムーズに移行する制御機能が未完成なため、覚醒のスイッチが誤作動を起こしやすいのです。思春期を迎えて脳の機能が成熟するにつれて自然と消失していくケースが大半を占めるため、成長の一過程として冷静に見守ることが基本方針となります。