「プロテインは体に悪い」噂の真相|腎臓負担や太るリスクを徹底検証

「プロテインは体に悪い」噂の真相|腎臓負担や太るリスクを徹底検証の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。

SNSやネット掲示板を調査すると、「プロテインを飲み始めてからお腹がゴロゴロして外出できない」「顔中にニキビができて皮膚科に通う羽目になった」「健康のために飲んだのに体重が3キロ増えた」という悲痛な叫びが頻繁に投稿されています。これらのトラブルには明確な機序が存在します。

第一のトラブルであるプロテインお腹を下す原因は、牛乳由来の成分である「乳糖(ラクトース)」にあります。日本人の約7割から8割は、成長とともに乳糖を分解する酵素「ラクターゼ」の活性が低下する乳糖不耐症の素因を持っています。一般的なホエイプロテイン(WPC製法)には乳糖が残存しているため、胃腸が過敏な人が飲むと水様便や激しい腹痛を引き起こします。これをお腹の冷えや体調のせいと勘違いして飲み続ければ、慢性腸炎のような状態に陥ります。

第二のトラブルはプロテイン肌荒れとニキビの真相です。タンパク質は肌の原料になるはずなのに、なぜ吹き出物が出るのか。皮膚科学の研究では、牛乳に含まれるホエイタンパク質がインスリン様成長因子1(IGF-1)の血中濃度を上昇させることが知られています。IGF-1が過剰になると皮脂腺を強力に刺激し、皮脂の過剰分泌と毛穴の角化を促進するため、尋常性ざ瘡(ニキビ)の発生条件が整ってしまうのです。さらに前述した腸内フローラの乱れも、肌のバリア機能を低下させる二次的要因となります。

そして第三がプロテイン太る原因と対策です。「プロテイン=飲むだけで痩せる魔法のドリンク」という致命的な勘違いが原因です。プロテインパウダー1杯分(約25g〜30g)のエネルギーは約110〜130kcalあり、これを牛乳で割れば200kcalを超えます。通常の3食を減らさずに間食としてプロテインを追加すれば、純粋に摂取カロリーがオーバーします。運動による消費カロリーを伴わないタンパク質の過剰分は、最終的に中性脂肪へと変換されて体内に蓄積されます。プロテインはカロリーゼロのサプリメントではなく、栄養の凝縮された「高密度食品」であることを認識しなければなりません。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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