実は3割が誤用?「のべつまくなし」の本当の意味と手当たり次第との違い
実は3割が誤用?「のべつまくなし」の本当の意味と手当たり次第との違いについて見逃せない ポイントを分かりやすく解説いたします。
「のべつまくなし」の正しい意味は、「物事が途切れることなく、休みなく続くさま」です。この言葉のルーツを探ると、日本の伝統芸能である歌舞伎の舞台演出に行き着きます。
歌舞伎では、劇の一幕が終わると舞台と客席の間に幕(引き幕)を引き、場面転換や休憩の時間を設けるのが通例です。しかし、演出の都合や特定の演目で、幕を引かずにそのまま次の場面へと切れ目なく演技を継続させる形式がありました。これを「延べ幕(のべまく)」と呼び、そこから「幕を引くことなく休みなしに続く」状態を「延べつ幕なし」と表現するようになったのが語源です。
つまり、「幕間(まくあい)の休憩を取らずにずっと芝居が続いている様子」が転じて、日常生活でも「休む間もなく連続して何かが行われている状況」を表す慣用句として定着しました。