服についたボールペンの落とし方完全版!油性・水性の染み抜き裏ワザ
服についたボールペンの落とし方完全版!油性・水性の染み抜き裏ワザの要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。
衣類にインクがついたとき、慌てて水で濡らして揉み洗いしてしまう人が後を絶ちません。しかし、大手警備・生活支援サービスを展開するHome ALSOK研究所や専門家が警鐘を鳴らすように、染み抜きにおいて最も致命的なミスは「インクの種類を確かめずに行動すること」です。ボールペンのインクは大きく分けて油性・水性・ゲル(ジェル)インクの3種類が存在し、それぞれ溶剤や色素の結合構造が根本から異なります。
油性インクは、油分をベースにした溶剤に色素(主に染料)を溶かし込んでいるため、高い耐水性と速乾性を備えています。つまり、水だけをいくら吹きかけてもインクはびくともせず、むしろ油分を繊維へすり込む結果になりかねません。対照的に水性インクは、水を溶剤として色素を溶かしているため水には馴染みやすいものの、時間が経つと水分が蒸発して繊維に色素が強く固着します。
さらに近年最も使用頻度が高いとされるゲルインク(エナメル調のなめらかな書き味が特徴)は、油性と水性の長所を兼ね備えたハイブリッド構造です。ペン先にあるときは粘度が高く、筆記時の摩擦で液体状に変わり、紙や布に触れると再び不溶性の膜を作ります。しかも不溶性の「顔料」を含んでいる製品が多く、粒子が繊維の微細な隙間に入り込むため、家庭での除去難易度が最も高い部類に属します。
シミを落とし始める前に、まず使っていたボールペンの軸に記載されている製品名やメーカー型番を確認してください。本体が手元にない場合は、紙に少し試し書きをして水を一滴落とし、すぐに滲むなら水性、まったく弾くなら油性、鮮やかな発色で微かに滲む程度ならゲルインクと推測するのが現場のプロの見極め手順です。