譜読みとは?初見演奏との違いや遅い原因、最短で弾ける上達のコツ
譜読みとは?初見演奏との違いや遅い原因、最短で弾ける上達のコツとはどんな影響があるのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。
どれだけ時間をかけても譜読みが進まない場合、練習量不足ではなく「非効率な思考の癖」に陥っているケースがほとんどです。代表的な原因を3点に絞って紐解きます。
第一の原因は、「1音ずつ拾い読みしている」点です。文章を読むとき、私たちは「き・ょ・う・は・い・い・て・ん・き」と文字ごとに立ち止まるのではなく、単語や文脈の塊として認識しています。楽譜も同様です。音符を1つずつ「下から2番目の線だからソ……」と解読していては、メロディの骨格もリズムも見えてきません。音と音の「音程の幅(度数)」や和音の塊で視覚的に捉えられないことが、作業スピードを極端に落とす要因です。
第二に、ト音記号とヘ音記号の切り替えによる混乱が挙げられます。ピアノ演奏において右手(ト音記号)はスムーズに読めても、左手(ヘ音記号)で途端にフリーズしてしまう悩みは定番です。基準となる音の位置関係が曖昧なまま感覚で探そうとするため、脳の処理能力がパンクしてしまいます。
第三の原因は、運指(指番号)を決めずに毎回違う指で弾いていることです。人間の筋肉と神経は、同じ動作を繰り返すことで運動パターンを記憶します。弾くたびに指使いがバラバラだと、指が鍵盤の位置を覚えられず、いつまでも楽譜から目を離せない悪循環に陥ります。