風邪で耳が詰まるのはなぜ?無理な耳抜きが招く危険と正しい治し方
風邪で耳が詰まるのはなぜ?無理な耳抜きが招く危険と正しい治し方について見逃せない 事実を厳選して解説いたします。
風邪で耳が詰まるのはなぜ?無理な耳抜きが招く危険と正しい治し方について押さえておきたい 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。
風邪を引いた後に生じる耳のトラブルは、単一の疾患ではありません。症状の現れ方や痛みの有無によって疑われる病態は異なり、治療の緊急度も大きく分かれます。以下の比較表で自身の状態を客観的にチェックしてください。
病態・疾患名詳細・主な自覚症状治癒の目安・標準治療法編集部の見解・重症化リスク耳管狭窄症
(機能不全)耳の軽度な膜張り感、自分の声の反響、あくび等で一時的に通る感覚。約3〜7日。鼻粘膜の消炎治療、抗アレルギー薬、点鼻薬処方。風邪の初期から回復期に最も多い。鼻すすりをやめれば自然寛解しやすい。急性中耳炎激しい耳の痛み、拍動性のズキズキ感、発熱、耳垂れ(耳漏)。約1〜2週間。抗菌薬内服、鎮痛消炎剤、重症時は鼓膜切開術。放置すると鼓膜が自然破裂する危険大。強い痛みを伴うため緊急受診必須。滲出性中耳炎
(大人)痛みはないが強い難聴、耳の中に水が動く音、持続する閉塞感。数週間〜数ヶ月。粘液溶解薬、耳管通気療法、鼓膜換気チューブ留置。大人の場合は上咽頭腫瘍などが隠れている例もあり、内視鏡による精査が不可欠。突発性難聴
(内耳合併症)ある日突然の片耳難聴、「キーン」という強烈な耳鳴り、回転性めまい。発症後48時間以内のステロイド治療開始が生死を分ける。高気圧酸素療法など。風邪の症状と偶然重なり「ただの耳詰まり」と誤認されやすい最危険疾患。
特に成人の場合、痛みを伴わないために受診が遅れがちな滲出性中耳炎 大人の原因には要注意です。中耳の換気不全だけでなく、アレルギー性鼻炎の悪化や上咽頭の形態異常が複合的に絡み合っている場合があり、長期間放置すると鼓膜が中耳腔の骨に癒着する「癒着性中耳炎」や「真珠腫性中耳炎」へと進行し、外科手術を余儀なくされる事態も起こり得ます。