阪急中津駅ホームが狭すぎる理由とは?京都線通過の歴史と梅田隣の変貌

阪急中津駅ホームが狭すぎる理由とは?京都線通過の歴史と梅田隣の変貌とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

阪急中津駅のホームに降り立つと、まず圧倒されるのがその物理的な距離感です。一般的な都市部私鉄の島式ホームは幅5〜10メートル程度確保されていることが多いのに対し、中津駅の神戸線・宝塚線ホームは最も狭い箇所で約2メートル前後しかありません。階段や待合室の脇を通る際は、大人2人がすれ違うのもやっとという幅になります。

この極端な狭さから、X(旧Twitter)などのSNSや口コミサイトでは「黄色い点字ブロックの内側に立つと壁や階段に体が触れる」「特急が通過する際の風圧がリアルに怖い」といった声が絶えません。ホームドアの設置が各駅で進む現代の鉄道界において、中津駅はスペースの制約から一般的なホームドアの設置が難しく、安全柵や注意喚起の路面標示で対応しているのが現状です。

ホームがここまで狭くなった直接の理由は、大正から昭和初期にかけて行われた高架複々線化の工事にあります。当時としては小型車両による運行を前提に設計されていたうえ、前後に淀川橋梁と梅田へ向かう急カーブを控えており、敷地を横方向に広げることが構造上不可能でした。都市計画の黎明期に造られたインフラが、巨大ターミナルのすぐ隣で奇跡的に原型をとどめているのです。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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