上半身は温かいのに足だけ冷える病気とは?重病サインと受診科

上半身は温かいのに足だけ冷える病気とは?重病サインと受診科に関する基本知識を徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。

「いつもの冷え性だろう」という思い込みが、取り返しのつかない事態を招くことがあります。一般的な体質性の冷え症と、医療介入が不可欠な病気由来の冷えには明確な相違点が存在します。なかでも臨床現場で医師が警戒を強めるのは、局所性と感覚異常の組み合わせです。

もっとも警戒すべきは、左右で温度差がある片足だけ冷える原因の追及です。全身の巡りや体質に起因する冷え性であれば、両足均等に冷たさを感じることが大半です。左右どちらか一方の足先だけが明らかに冷たく、皮膚の色が青白い、あるいは紫色に変色している場合、その足に向かう動脈が狭窄・閉塞している下肢閉塞性動脈硬化症の疑いが極めて濃厚になります。

さらに見逃せないのが、足の冷えとしびれが同時に出現するケースです。冷たさとともに、ピリピリとした痺れや砂利の上を歩いているような感覚麻痺がある場合、腰椎の神経圧迫が疑われます。代表的なものが腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症です。脊髄から足先へと伸びる神経根が圧迫されると、血流が正常であっても脳へ「冷たい」「痛い」という誤った電気信号が送られ、感覚としての強烈な冷えを自覚します。

また、数十メートルから数百メートル歩くとふくらはぎや太ももが締め付けられるように痛くなり、少し休むと再び歩けるようになる「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」は、下肢動脈の虚血が進行している決定的なサインです。これらは決して自然治癒することのない隠れた病気のサインであり、放置すると安静時痛や足趾の壊死へ進行する危険性を孕んでいます。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest