顎が外れた時に自分で治すのは危険?緊急時の正しい応急処置と受診先

顎が外れた時に自分で治すのは危険?緊急時の正しい応急処置と受診先について知っておくべき 理由を厳選して解説いたします。

顎が外れた瞬間は、会話不能による意思疎通の遮断と、口が塞がらない異様な外見から、誰しもが強い恐怖心に支配されます。しかし、そのパニック状態こそが最も危険な落とし穴を生み出します。救急外来や歯科口腔外科の現場で実際に報告されている、絶対にやってはならないNG行動を整理しました。

最大のNG行為は、顎先をつかんで力任せに上へ押し上げようとすることです。下顎頭が関節隆起の前方で引っかかっている状態のまま無理やり上方向へ圧力をかけると、骨同士が激しく衝突し、関節突起の骨折や軟骨組織の挫滅を引き起こします。さらに、耳のすぐそばを通る顔面神経や血管を損傷させ、麻痺や重篤な内出血を招く恐れもあります。

もうひとつの重大な医療事故リスクが、「家族や同行者に指を口の中に入れて戻してもらおうとする行為」です。整復が成功した瞬間、過剰に緊張していた咬筋のバネが急激に跳ね返り、上下の歯が「ガシャン」と凄まじい勢いで噛み合います。防護措置を行わずに他人の口へ親指を入れた場合、整復の瞬間に指先を強烈に噛み切られ、骨折や腱断裂、切断事故に発展した事例が多数報告されています。専門医が整復を行う際には、親指に何重もの厚手ガーゼを固く巻き付けるか特殊な防護手袋を着用するのが鉄則です。素人が素手で行うのは極めて危険です。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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