コガネムシとカナブンの違いとは?害虫と益虫の見分け方と対策
コガネムシとカナブンの違いとは?害虫と益虫の見分け方と対策とはどのようなものなのか? 背景や要点を整理してお届けします。
プランターの植え替えや家庭菜園の天地返しを行っている際、土の中から丸まった白いイモムシ状の幼虫(ジムシ)が何匹も出現し、背筋が凍る思いをした経験を持つ方は多いはずです。この幼虫がコガネムシかカナブンかによって、その後の対処は180度変わります。
幼虫を見分けるための最も確実なフィールドテストは、「平らな地面に置いたときの移動方法」を観察することです。
幼虫を土から出して平らな板や地面に置いた際、「コガネムシの幼虫」は6本の短い足を使い、腹ばいの姿勢で前進しようとします。コガネムシの幼虫は生きた植物の細根から太い主根までを猛烈な勢いで噛み切って捕食するため、根が密集する鉢植えの中に10匹以上潜んでいると、数週間で根系が全滅し、触れただけでグラグラと株ごと抜けてしまう「立ち枯れ現象」を引き起こします。
一方、「カナブンの幼虫」は仰向けにひっくり返り、背中の毛と筋肉を波打たせて驚くべきスピードで這い進みます。足を使わずに背中で滑るように逃げる幼虫は、100%カナブン(またはハナムグリ)の仲間です。彼らは生きた根を食べず、土中の枯れ葉や未熟な有機物を食べ、細かくフンとして排出することで上質な団粒構造の腐葉土を作り出してくれる「土壌の改良係」です。もしプランターの土から背中で這う幼虫が見つかった場合は、殺処分せず、庭の堆肥置き場や落ち葉の溜まったスペースへ逃がしてあげるのが自然保護の観点からも推奨されます。