薬を水で飲む決定的理由!水なしの危険性とお茶や珈琲の罠を薬剤師が解説

話題沸騰中の 薬を水で飲む決定的理由!水なしの危険性とお茶や珈琲の罠を薬剤師が解説について、多角的な視点をご紹介しています。

水を飲む際、多くの人が迷うのが「水の温度」です。薬学的に最も推奨されるのは、人肌程度のぬるま湯(35℃〜40℃前後)または常温の水です。

冷水(10℃以下)で薬を流し込むと、胃壁の毛細血管が急激に収縮し、胃の蠕動(ぜんどう)運動が一時的に麻痺します。胃粘膜の血流が滞ることで、胃で溶けた成分の拡散速度が低下し、吸収効率が落ちてしまいます。特に胃腸虚弱な方や高齢者の場合、冷水服薬そのものが胃もたれや下痢の直接的要因になります。

一方、沸騰させた「熱い白湯(50℃以上)」も避ける必要があります。カプセル剤の皮膜であるゼラチンは熱に弱く、口の中や食道の途中で溶け出して粘着し、食道粘膜へ張り付くリスクが跳ね上がります。また、消化酵素製剤や乳酸菌などの生菌製剤は熱によって有効成分が失活してしまいます。「体温に近いぬるま湯」を用意することが、物理的にも薬理的にも最も安全な選択肢です。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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