ジョジョ8部ラスボスの正体とは?透龍の能力と衝撃の結末を徹底解説
ジョジョ8部ラスボスの正体とは?透龍の能力と衝撃の結末を徹底解説とはどのようなものなのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。
『ジョジョリオン』におけるラスボス探しの旅は、歴代シリーズの中でも異例の展開を辿りました。第4部における吉良吉影や第5部のディアボロのように、中盤から明確な悪の象徴として追われる構造とは異なり、本作では東方常敏や八木山夜露、田最環といった複数の有力候補が次々と登場しては退場していったためです。
その中で最終的な巨悪として定まったのが、単行本20巻という異例の遅さで初登場した透龍(とおる)でした。広瀬康穂の元カレという極めて日常的かつ個人的な人間関係の延長上に滑り込んできた彼は、その実、杜王町で暗躍する「岩人間」グループの頂点に君臨し、万病を治す奇跡の果実「新ロカカカ」の利権独占を狙う冷酷な支配者だったのです。
物語最大の叙述トリックとも言えるのが、TG大学病院の89歳の院長「明負悟(あけふ さとる)」の存在です。定助たちが追う黒幕と思われた院長は生身の人間ではなく、透龍のスタンド「ワンダー・オブ・U」が自律的に肉体を持ち、社会的な身分を得て擬態していた姿でした。本尊である透龍自身は一介の実習生として病院内外に潜伏し、スタンドに社会的な権威を着せて前面に立たせるという、二重構造の欺瞞を成立させていたのです。