昔の車はなぜ熱狂を呼ぶのか?名車の高騰理由と維持費の実情

昔の車はなぜ熱狂を呼ぶのか?名車の高騰理由と維持費の実情に関する疑問を徹底的にまとめました。専門的な情報をご覧ください。

どれほど魅力的であっても、実際に昔の車を日常的に運用するには相応の代償が伴います。中古車情報誌やウェブメディアの美談だけを見て安易に手を出した初心者が、維持しきれずに手放すケースは後を絶ちません。

旧車オーナーが直面する最大の壁は「部品の廃盤」と「税制上のペナルティ」です。自動車税種別割および自動車重量税は、新規登録から13年(一部は18年)を経過すると概ね15〜20%重課されます。古い車を大切に直して乗り続けるエコな側面がありながら、税制上は優遇どころか負担増を強いられるのが日本の現状です。

長年ハコスカとAE86を乗り継ぐ都内在住のオーナー(50代男性)は、その維持の過酷さを次のように打ち明けます。

「真夏の渋滞は水温計との睨み合いでエアコンは効かないかそもそも付いていない。雨が降れば窓の内側が曇り、ドアのウェザーストリップからわずかに雨漏りする。一番怖いのは高速道路での突然の点火系トラブルです。部品が出ないからオークションでボロボロの中古リレーを競り落としたり、腕利きの職人ショップにワンオフで削り出してもらったりする。年間維持費は故障がなくても税金・保険・オイル類で年間40万〜60万円、一度エンジンやミッションのオーバーホールが入れば一撃で100万〜200万円が吹き飛びます。好きでなければ正気ではいられません」

SNSやコミュニティの声を検証しても、「壊れない旧車はない。直しながら乗る時間そのものを愛せるかどうかが全て」という意見が圧倒的多数を占めています。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest