『家政婦のミタ』40%越えの真実とキャストの現在!続編ゼロの真相

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2011年10月期に日本テレビの「水曜ドラマ」枠(水曜22時)で幕を開けた『家政婦のミタ』は、決して当初から40%超えを宿命づけられていたわけではありませんでした。初回視聴率は19.5%と好発進だったものの、回を追うごとに口コミが爆発し、第8話で29.6%、第10話で28.6%を記録。そして迎えた2011年12月21日の最終回(第11話)で、世帯平均視聴率40.0%という平成以降の民放連続ドラマにおいて歴代屈指の金字塔を打ち立てました。

なぜこれほどの爆発力が生まれたのか。最大の要因は、脚本家 遊川和彦の代表作に共通する「徹底したタブーへの踏み込み」と「従来のドラマ文法へのアンチテーゼ」にあります。当時のテレビ界では、明るく前向きなヒロインが家族の絆を取り戻す温かなホームドラマが王道とされていました。しかし本作は、冒頭から「母親が父親の不倫を苦に川へ入水自殺した」という陰惨極まりない現実を突きつけます。

そこに派遣されてきたのが、松嶋菜々子演じる三田灯でした。ロボットのように抑揚のない声、常に着用するダウンジャケットとキャップ、一切媚びない眼光。「死ねと言われたら本当に死ぬ」「家族の秘密を暴けと言われたら平気で不倫現場を暴露する」という劇薬のような行動原理が、視聴者に「次は一体何をしでかすのか」という予測不能なサスペンスをもたらしたのです。東日本大震災の発生から約半年が過ぎ、社会全体が家族の絆や生のあり方を深く問い直していた空気感ともシンクロし、単なる娯楽を超えた社会現象へと昇華していきました。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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