世界が認める国産高級車の頂点は?レクサスとセンチュリーの評判と維持費
世界が認める国産高級車の頂点は?レクサスとセンチュリーの評判と維持費に関する基本知識をわかりやすくまとめました。今すぐチェックことができます。
インターネット上の掲示板やSNSでは、国産高級車に対して様々な憶測やバイアスが飛び交っています。「ネットの噂の真相」と、編集部が実施した実車オーナーへの直接取材から見えた生々しい本音を検証します。
誤解1:「レクサスはトヨタ車のエンブレムを変えただけの中身同じ車?」
Web上で散見されるこの言説は、現在のモノづくりの実態から完全に乖離しています。製造工場の現場観察取材において明らかになっているのは、ボディ骨格の製造工程における圧倒的な差異です。レクサス専用ラインでは、レーザースクリューウェルディング(LSW)や構造用接着剤の塗布面積が一般のトヨタ車とは桁違いに多く確保されています。塗装工程においても熟練の匠による水研ぎ作業が幾重にも施され、ドアを閉めた瞬間の密閉音、高速コーナリング時のキャビン全体のよじれの少なさは、同クラスの量販車とは根本から別次元の剛性感として体感できます。
誤解2:「センチュリーは政治家や反社会的勢力しか乗れない?」
これも根強い誤解の一つです。かつては法人の役員車や官公庁の公用車が販売の9割以上を占めていたのは事実ですが、2020年代以降はITベンチャーの創業者や投資家、YouTubeなどの新興メディアビジネスで財を成した若年層富裕層の個人購入が確実に増加しています。前述した厳格なコンプライアンス審査さえクリアすれば、個人名義でのオーダーも完全に門戸が開かれています。
オーナーの手記・インタビューから漏れる「リアルな葛藤」
取材に応じてくれたオーナーたちの告白からは、国産フラッグシップを選んだ者ならではの心理的満足と小さな不満が透けて見えます。
「以前はメルセデスのSクラスに乗っていましたが、取引先の地方工場に出向く際、どうしても嫌味な視線を感じていました。レクサスLSに乗り換えてからは、相手の対応が『堅実な経営者』として柔らかくなった。この精神的なバウンダリーの心地よさは日本車ならではの恩恵です」(50代・製造業経営者)
「一方で、クルマ好きとしてのエモーショナルな満足感には少し物足りなさもあります。トラブルは全くなく、ディーラーのラウンジ対応もホテル並みですが、アクセルを踏み込んだときのエンジンの咆哮やドライバーを昂らせる演出は、ポルシェやBMWのような欧州勢に軍配が上がると感じます」(40代・IT企業役員・LX600オーナー)