チューリップの花言葉に怖い裏の意味?色と本数で激変する真相と由来
チューリップの花言葉に怖い裏の意味?色と本数で激変する真相と由来について詳しく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。
チューリップの花言葉の根底にある「思いやり」や「博愛」という普遍的な概念は、一体どこから生まれたのでしょうか。大手生花チェーンの日比谷花壇などでも語り継がれている有名な背景が、チューリップの花言葉オランダの伝説です。
中世のオランダに、誰もが見惚れるほど美しい一人の心優しい少女が暮らしていました。彼女の美貌に魅せられた3人の誇り高き騎士が、同時に彼女へ求婚を迫ります。3人はそれぞれ、自らの権威と財力を誇示するかのように至宝を捧げました。1人目は支配権を象徴する「王冠」を、2人目は武勇と力を象徴する「剣」を、そして3人目は富を象徴する「黄金(財宝)」を少女に贈ったのです。
しかし、思慮深く誰に対しても慈悲深かった少女は苦悩しました。1人を選べば、選ばれなかった残りの2人の名誉と誇りを深く傷つけ、騎士同士の凄惨な争いへと発展してしまうからです。板挟みとなり誰の心も傷つけたくないと願った彼女は、花の女神フローラに「どうか私を人間の姿から変えてください」と涙ながらに祈りを捧げました。
女神はその純粋な慈愛の心に応え、少女の命を1輪の花へと昇華させました。王冠は「花びら」に、剣は鋭い「葉」に、そして黄金は地中に眠る「球根」へと姿を変えたのです。自らを犠牲にしてまで3人の騎士の調和を守ったこの悲劇的な美談こそが、チューリップ全般に「博愛」「思いやり」という気品ある言葉が冠された決定的な由来となっています。
なお、言語学的な観点から見ると、チューリップの語源はペルシャ語でターバン(頭巾)を意味する「tulipan(ツルバン)」に由来します。開花前のふっくらと丸みを帯びた形状がターバンに酷似していたことから名付けられ、英語圏では「perfect love(完全な愛)」「fame(名声)」というポジティブな意味合いが育まれていきました。