嵐『5×20』歌詞の意味とは?5×10との違いと涙の歌割り真相
嵐『5×20』歌詞の意味とは?5×10との違いと涙の歌割り真相とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
櫻井翔が手掛けたラップパートは、日本語ラップとしても極めて高水準なライミングと、嵐の歴史を知る者だけが気づく重層的なメタファーで構成されています。
特に注目すべきは、『5×10』のラップ詞に対するセルフオマージュと更新です。『5×10』で「波風立たぬようにと… 考えたこともありました」「笑顔でいられるようにと… 繰り返したこともありました」と歌われていたフレーズは、『5×20』において以下のように書き直されています。
「波風削ぎ落とし まだ波を」「無駄なことなんて 一つもなかった」
波風を立てないように必死だった初期の防衛的な姿勢から、あえて困難の波に自ら立ち向かい、傷つきながらもすべてを糧にしてきたという誇りへの転換です。さらに歌詞カードやライブ演出における表記の工夫も見逃せません。「5」という数字の後ろに「and you」を重ね、「5 and you × 20」という方程式を提示することで、嵐の20年はメンバー5人だけのものではなく、支え続けたファンがいて初めて成立したのだという明確なメッセージを刻み込みました。
また、韻を踏む過程で選択された単語のふりがなや響きには、デビューシングル『A・RA・SHI』から連綿と続く櫻井の作詞技法が遺憾なく発揮されており、過去作のタイトルやキーワードが随所に散りばめられた「言葉のモザイク画」として成立しています。