2026年「松の実」バブル到来の裏側 価格急騰と健康トレンドが引き起こした世界規模の争奪戦
2026年「松の実」バブル到来の裏側 価格急騰と健康トレンドが引き起こした世界規模の争奪戦にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。
消費熱が高まる一方で、供給側は未曽有の危機に直面している。地中海産のイタリアカサマツ(Pinus pinea)は、近年の酷暑と少雨の影響で深刻な収穫不足に陥った。一方、中国やロシアなどの東アジアで採取されるチョウセンゴヨウの生産地でも、採子業者の高齢化や森林保全規制の強化によって供給が制限されている。
市場では、芳醇な香りと油脂の質が高く評価される地中海産と、実が大きく安定供給が期待できるアジア産との間で激しい価格差が生じている。原料調達に頭を悩ませる輸入業者からは「前年比で仕入れ値が1.5倍に跳ね上がった」という悲鳴も聞かれ、最終製品への価格転嫁が各社で進んでいる。