万葉集「天地の分かれし時ゆ」の意味と現代語訳!品詞分解&テスト対策
万葉集「天地の分かれし時ゆ」の意味と現代語訳!品詞分解&テスト対策に関する最新の話題を詳しく解説いたします。
山部赤人の長歌は、計算された美しい表現技法によって構築されています。鑑賞および記述対策として以下の3点を把握しておきましょう。
1. 鮮やかな対句表現
「渡る日の 影も隠らひ」と「照る月の 光も見えず」は、昼の太陽と夜の月を対比させた見事な対句です。天体すら富士山に隠れてしまうというスケールの大きさを誇張法とともに表現しています。
2. 白雲の擬人化
「白雲も い行きはばかり」では、自然物である雲が富士山の威厳を恐れて「行くのをためらう」と擬人化されています。山が持つ神聖さを際立たせる高度な修辞です。
3. 助動詞「ける」による詠嘆
「時じくぞ 雪は降りける」の「ける」は、過去ではなく詠嘆(〜だなあ、〜ことよ)を表す助動詞です。係助詞「ぞ」による強調を受けて連体形になっており、季節外れの雪に対する深い感動が表れています。この部分が長歌における大きな意味の区切り(心情の昂揚点)となっています。