ネーザルハイフロー看護の急変兆候と観察項目|臨床の迷いを断つ徹底解説
ネーザルハイフロー看護の急変兆候と観察項目|臨床の迷いを断つ徹底解説に関する最新の話題を詳しく解説いたします。
Q1:患者が口呼吸ばかりしている場合、治療効果はなくなってしまうのですか?
A1:治療効果が完全に消失するわけではありません。解剖学的死腔のウォッシュアウトや高流量酸素供給による吸気努力の軽減は維持されます。ただし、肺胞を広げるPEEP効果は1〜2cmH2O以下へと著しく低下します。口呼吸が目立つ場合は、流量設定を増やして吸気努力を和らげる、鼻呼吸を意識するよう声かけを行う、口腔内乾燥に対してジェル等で頻回に保湿ケアを行うといった介入が必須となります。
Q2:回路内の結露が激しく、ボコボコと音が鳴る時の最優先対応は何ですか?
A2:最優先すべきは、結露水が患者の鼻腔へ流入するのを防ぐことです。直ちに回路を患者より低い位置へ下げ、水滴が加湿チャンバー側へ流れるように誘導します。溜まった水滴を患者側に流し込むことは絶対に避け、一時的に回路接続を外して速やかに排液します。根本対策として、病室のエアコン風が直接回路に当たっていないか確認し、室温設定を上げる、回路カバーを装着するなどの保温対策を実施してください。
Q3:夜勤帯で急変を疑うべきバイタルサインの初期的兆候は何ですか?
A3:SpO2の低下よりも先に現れる「呼吸数の増加(25〜30回/分以上)」と「脈拍の漸増」です。患者が眠っているように見えても、胸鎖乳突筋がピクピクと収縮していたり、小鼻が膨らむ鼻翼呼吸が見られたりする場合は代償限界が近づいています。即座にROXインデックスを再計算し、3.85を下回る傾向があれば、医師へ直ちに報告して動脈血液ガス分析や挿管準備を進める判断を下さなければなりません。