なぜ恐竜は絶滅した?ユカタン半島の巨大クレーターが明かす衝撃の真相

なぜ恐竜は絶滅した?ユカタン半島の巨大クレーターが明かす衝撃の真相とはどんな影響があるのか? 背景や要点を整理してお届けします。

現在、メキシコのユカタン半島を訪れても、アリゾナの隕石孔のような窪んだすり鉢状のクレーターを目にすることはできません。衝突から6,600万年という悠久の歳月を経て、クレーター全体が厚さ数百メートルに及ぶ厚い炭酸塩岩や石灰岩の堆積層の下に完全に埋没しているためです。

しかし、地質学者たちが人工衛星の重力異常データや航空写真を解析した結果、地表に驚くべき地形的証拠が浮かび上がりました。ユカタン半島北西部に無数に点在する天然の地下水没陥没穴「セノーテ(Cenote)」が、チクシュルーブ・クレーターの外縁(リム)に沿って見事な半円状のリング(セノーテの輪)を描いて並んでいることが判明したのです。

隕石衝突によって地下深部の岩盤が激しく粉砕され、断層が形成されました。後世に堆積した石灰岩層が雨水や地下水によって侵食される際、その下層にある断層構造に沿って優先的に崩落が進んだ結果、クレーターの外縁部にセノーテが集中して生成されました。かつてマヤ文明の人々が神聖な水源、あるいは冥界(シバルバー)への入り口として崇めた泉の正体は、太古の巨大隕石が残した傷跡そのものだったのです。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest