灯籠とは?意味・由来から提灯との違い・庭園の配置マナーまで徹底解説

灯籠とは?意味・由来から提灯との違い・庭園の配置マナーまで徹底解説に関する基本知識を徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。

まず、基本的な言葉の定義から確認していきましょう。灯籠の正しい読み方は「とうろう」(慣用的に「とうろ」とも)であり、漢字表記としては「灯籠」のほかに「燈籠」「灯篭」が用いられます。文字通り「灯(あかり)を籠(かご)で覆う」構造を指し、風で火が消えないよう木枠や石、金属で火袋(ひぶくろ)を囲った照明具を意味します。

灯籠の歴史は、6世紀半ばの仏教伝来とともに百済(朝鮮半島)を経由して中国から日本へと伝わったことに始まります。飛鳥時代から奈良時代にかけて、寺院の金堂や塔の前に据えられた「献灯」が原点です。仏教において灯火は「闇(無明)を照らし、仏の智慧を授ける尊い供養」と位置づけられており、当時は実用的な夜間照明というよりも、極めて神聖な宗教的モニュメントでした。

平安時代に入ると、神仏習合の進展に伴って神社・寺院の灯籠の役割が一般化し、貴族や武士が神仏への祈願や感謝を込めて奉納する風習が定着します。現存する最古の石灯籠として知られる奈良・当麻寺の石灯籠(白鳳時代〜奈良時代初期)をはじめ、中世の境内には数多くの灯籠が寄進されました。その後、安土桃山時代に千利休らが茶の湯の空間(露地・茶庭)に夜咄(よばなし)の茶事のための明かり、そして景観を引き締める造形物として取り入れたことで、宗教施設から一般の日本庭園へとその用途が大きく広がっていきました。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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